脳梗塞治療のタイムリミットに挑む!藤田医科大学病院が開発した医療ITシステム「タスカル」の革新性とSNSの反響

日本人の命を脅かす恐ろしい病気である脳卒中は、発症後の対応スピードがその後の人生を大きく左右します。特に全体の7割以上を占める「脳梗塞(のうこうそく)」は、脳の血管が詰まって細胞が死んでしまう深刻な病気です。1時間治療が遅れるだけで、社会復帰できる確率が20%も低下すると言われています。

そんな一刻を争う医療の現場で、愛知県豊明市にある藤田医科大学病院が画期的な取り組みをスタートさせました。同病院には年間800人以上の脳卒中患者が搬送されてきますが、治療開始までには採血やCT、MRIなど40種類を超える膨大な検査をこなさなければなりません。これまでは多くのスタッフへの連絡に手間取ることが課題でした。

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トヨタのノウハウも融合!検査を可視化する新システム「タスカル」の実力

そこで藤田医科大学病院は、2019年06月から「Task Calc.(タスカル)」というITシステムを試験導入しました。このシステムはiPad上で連動し、救急搬送の連絡が入ると同時に全部署へ一斉に音声通知を行います。さらに、10人以上の関係者が行う全検査の進捗状況をリアルタイムで色分けして画面に表示します。

驚くべきことに、このシステムには大手自動車メーカーであるトヨタ自動車の組織マネジメントノウハウが取り入れられています。業務の無駄を徹底的に省く「見える化」の精神が医療現場に応用されたのです。これにより、関係者全員が患者の到着時間や経過時間を常に意識しながら、一丸となって動けるようになりました。

治療時間が劇的に半減!SNSでも称賛が広がる医療の未来形

タスカルの導入成果は目覚ましく、最初の投薬治療にかかる平均時間は64分から33分へとほぼ半減しました。その後の血管内治療の時間も劇的に短縮されています。SNS上でも「これぞITの正しい使い方」「全国の救急病院に早く普及してほしい」といった、医療従事者や一般の方々からの感動と期待の声が続々と寄せられています。

病院の松本省二教授は、スタッフの意識改革が進んだ手応えを語り、今後の全国展開に意欲を見せています。命を救うだけでなく、患者のその後の生活の質を守るために、こうした医療インフラの構築は不可欠です。尊い命を救うためのIT技術が、これからの日本の医療をより明るいものへと変えていくことでしょう。

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