子どもたちが大はしゃぎでボールプールを楽しみ、投げたボールが壁に当たると同時に映像が鮮やかに変化していく光景は、見ているだけでもワクワクします。そんな心躍る「インタラクティブコンテンツ」を手がけているのが、福島県会津若松市に拠点を置くデザイニウムの東京チームです。この革新的なチームを率いるのが、同社取締役の秦優さん。ネット上でも「こんな遊び場が近くに欲しい」「子どもが夢中になりそう」と、そのユニークな取り組みに大きな注目と期待が寄せられています。
秦さんが、利用者の双方向の動きによって変化する対話型システムに惹かれたのは2010年頃のことでした。それまではウェブシステムの構築などで生計を立てていましたが、利用者の顔が直接見えない開発に物足りなさを覚えたそうです。そこで、カメラで人間の細かな挙動を感知するシステム「キネクト」の登場を機に、一気に対話型コンテンツの開発へと舵を切りました。現在は、最先端の技術を駆使して「人が直接体感できる楽しさ」を追求し、日々新しい驚きを生み出し続けています。
秦さんの情熱は画面の中だけに留まりません。我が子の誕生をきっかけに、木製ブロックを使ってプログラミング的思考を学べる知育ロボット「ペッツ」を開発しました。このロボットは、パソコンの画面を一切使わずに手作業で命令を組み込むため、幼い子どもでも直感的に基礎を学べることが大きな特徴です。この挑戦には、単に技術を教えるだけでなく、親子のコミュニケーションを豊かにしたいという秦さんの温かい視線が込められていると感じます。
技術が創り出す新しい体験のカタチ
さらに秦さんは、現実の風景にデジタル情報を重ね合わせるAR(拡張現実)などのアプリ開発を行う「ホロラボ」の共同創業者としても活躍しています。すべての活動の根底にあるのは「技術先行で面白い表現を模索する」という一貫したスタンスです。作り手のワクワク感がそのまま作品の魅力へと繋がっているのでしょう。今後、大容量のデータを瞬時に送受信できる次世代通信規格「5G」の普及が本格化すれば、彼らが手がける体験型コンテンツの可能性はさらに無限に広がっていくに違いありません。
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