日本の橋を守る救世主!コニカミノルタのAI新技術「SenrigaN」がインフラ危機の「中身」を暴く!

私たちの生活を支える道路や橋といったインフラの老朽化が、今まさに深刻な社会問題となっています。国土交通省のデータによると、全国に約72万ある橋のうち、建設から50年以上が経過したものは2019年時点で27%にのぼります。さらに10年後の2029年には、その割合が52%にまで跳ね上がる見込みなのです。修繕や補強といった対策は、一刻の猶予も許されない状況に直面しています。

そんなインフラ危機を救う画期的な技術をコニカミノルタが開発しました。その名も「SenrigaN(センリガン)」です。これは、コンクリートの表面からは決して分からない橋の内部の劣化状態を、磁気と人工知能(AI)を使って見抜く最先端のシステムです。2020年前半の事業化を目指して準備が進められており、インフラ点検のあり方を根本から変えるポテンシャルを秘めています。

SNS上でもこの発表は大きな話題を呼んでいます。「ドローンでの表面点検は増えていたけれど、まさか内部まで透視できるようになるとは」「カメラ技術の会社だと思っていたら、まさかのインフラ救世主!」といった驚きと期待の声が多数寄せられています。少子高齢化による点検員不足に悩む土木業界からも、業務の効率化と精度向上を両立させるイノベーションとして熱い視線が注がれています。

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カメラでは見えない「コンクリートの奥」を透視する仕組み

従来の最新点検では、ドローンや高性能カメラで橋の表面のひび割れを撮影する手法が主流でした。しかし、これらはあくまで外側の異常しか捉えられません。そこで登場したのが、コニカミノルタの「磁気ストリーム法」という技術です。これは、コンクリートの内部にある鋼材に強力な磁力を流し、その磁場の変化をセンサーで測定する画期的なアプローチなのです。

通常、中に通っている鋼材が正常であれば、磁場はなだらかに変化します。しかし、内部で鋼材が完全に断ち切れる「破断(はだん)」を起こしていると、その場所で磁場が急激に弱くなる特性があります。SenrigaNはこの変化をキャッチします。そして、クラウド上のAIがデータを一瞬で計測・解析し、現場のタブレット端末へ瞬時に結果を分かりやすく表示してくれるのです。

2019年秋には、沖縄県北部で解体が決まっている本物の橋を使った実証実験が行われました。新規事業チームや地元の大学、土木学会が集まり、この装置で測定したところ、なんと20カ所のうち19カ所で正確に劣化の兆候を検知することに成功したのです。実際に橋を壊して中を確認すると、AIの判定通りに鋼材が破断しており、その精度の高さに現場は騒然となりました。

過去の遺産と異業種の知恵が融合した「課題解決」への挑戦

驚くべきことに、この新技術を開発した数人のメンバーは、もともと土木建築のプロではありませんでした。彼らはコニカミノルタ内の新規事業組織「ビジネスイノベーションセンター」に所属し、外部の大学研究者らと対話を重ねて泥臭く製品を改良してきたのです。専門外だからこその柔軟な視点が、これまでにない革新的なソリューションを生み出す原動力となりました。

また、コニカミノルタにはかつて民生用ビデオテープを手がけていた歴史があり、2015年には心臓の動きを調べる医療機器「心磁計(しんじけい)」も開発しています。こうした社内に眠っていた磁気関連の深い知見やノウハウを結集させたからこそ、この短期間で高い精度のシステムが完成しました。過去の技術資産を最新のAIと結びつけて社会課題の解決に生かす姿勢は、実に見事です。

私は、この技術こそが日本のインフラを守る「最後の砦」になると確信しています。目視やカメラによる法定点検に、このSenrigaNという「プラスアルファの質」が加わることで、本当に危険な橋を優先的に選んで効率よく補修できるようになります。自治体の予算が限られる中、中身の優劣でメリハリをつけた対策ができるこの技術は、これからの社会に絶対に必要な存在となるでしょう。

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