未来の学びを遊びで掴む!【東京おもちゃショー2019】で見る英語・プログラミング教育対応おもちゃの商機とSNS反響

2019年6月13日、おもちゃの最新トレンドが集まる「東京おもちゃショー2019」が東京ビッグサイト(東京・江東)で華やかに開幕しました。この見本市で特に注目を集めているのは、2020年度から小学校で正式な教科となる英語や、必修化が予定されているプログラミング教育の基礎を、遊びながら楽しく身につけられる知育玩具の数々でしょう。各メーカーは、最新のデジタル技術や人気キャラクターを巧みに取り入れ、子どもたちの興味を強く惹きつけるような商品を一堂に展示しています。これは、新しい学習指導要領への対応を見据えた、玩具市場における大きな戦略転換と言えるでしょう。

例えば、セガトイズが出展した**「ワンダフルチャンネル」は、子どもがテレビの前で身体を動かすと、画面上のシャボン玉が割れて「パープル」といった英語の発音が聞こえてくる仕組みです。これは、カメラで子どもの動きを認識し、その映像にデジタル情報を重ね合わせる拡張現実(AR)という技術を活用しており、まるで画面の中に自分が入り込んだかのような感覚で、ゲーム感覚で自然に英語に触れることができるのが魅力となっています。身体を動かしながら学べる点に対して、SNS上では「これなら運動不足も解消できそう」「親も一緒に楽しめそう」といった、親子で体験したいという前向きな反響が見受けられました。

一方、プログラミング的思考を養う玩具にも熱い視線が注がれています。タカラトミーのタブレット玩具「ポケモンパッド ピカッとアカデミー」は、人気キャラクターの「ピカチュウ」のポーズや動きを組み合わせて簡単なアニメーションを制作し、動画配信サイトに投稿するような体験を通じて、プログラミングの基礎を学べるように設計されています。さらに、英語の発音練習機能も搭載されており、デジタルと学びを融合させた最先端の知育ツールとなっていますね。また、バンダイは、デジタルではないアナログなアプローチの玩具「ころがスイッチドラえもん」**を展示しました。これは、ブロックを繋ぎ合わせてボールのコースを作り、最終的に「ドラえもん」のいるゴールに到達させるという仕組みで、目的を達成するための論理的な手順を考える、プログラミング的思考を幼少期から育むことができるでしょう。

各玩具メーカーが、なぜこれほどまでに英語やプログラミングをテーマとした商品開発に注力しているのでしょうか。その背景には、先述の通り2020年度からの学習指導要領の改訂があるからです。GMOメディアと船井総合研究所の調査によれば、子ども向けのプログラミング教育市場は、2019年と比べて2.3倍の規模にあたる257億3000万円にまで、2024年には成長する見込みがあるそうです。教育市場の成長予測は、玩具業界にとって非常に大きなビジネスチャンスと映っているに違いありません。

これらのプログラミングや英語学習に対応したおもちゃは、デジタル技術を搭載しているものが多く、比較的単価が高い傾向があります。しかし、「子どもの教育に役立つ」という価値から、親や祖父母といった購入層からの受けが非常に良いのが特徴です。私の見解では、このように高機能で教育的な価値を持つ玩具は、単なる遊び道具という枠を超え、親世代の教育熱心なニーズに応える「投資」の側面も持っていると考えられます。気軽に楽しみながら自然と学べる知育玩具は、今後も市場の拡大に大きく貢献していくのではないでしょうか。東京おもちゃショーは、2019年6月13日と14日には買い付け業者向け、そして15日と16日には一般公開が予定されています。

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