🌈【kemio流】「あげみざわ」を生み出すSNSカリスマクリエーターに迫る!若者が「作り込んだもの」を嫌うワケとは?

2019年6月17日の情報によりますと、ユーチューブをはじめとするソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で絶大な人気を誇るクリエーター、kemioさん(23歳)が、その人気の秘密や独自の若者観について語ってくださいました。kemioさんが生み出す「どこまでいっても渋谷は日本の東京」や、気持ちが高揚した状態を表す「あげみざわ」といった言葉は、若者世代の流行語として大きな注目を集めています。テレビなどへの露出は控えめながら、ツイッターなどのSNSフォロワー数は300万人を超える(※記事制作時点)という、まさに新しい時代のインフルエンサーと言える存在でしょう。

kemioさんは、ご自身の人気の理由について「正直、わからないです。フォロワーは単なる数字に過ぎないと思っています」と謙虚に話しています。また、動画投稿についても、数十万人という視聴者を意識したり、私生活を公開したりしている感覚ではなく、「自分が好きなことを友達と共有する公開日記のようなもの」として、親しい友人との日常のおしゃべりの延長線上で発信されているそうです。この親近感と飾らない姿勢こそが、多くの若者の心を引きつけているのだと私は考えます。

特にユニークなのは、ご自身のことを「ウチら」と呼ぶことが多い点です。これは活動拠点をアメリカに移した当初、友達がほとんどいない中で、困りごとを動画に投稿したところ、たくさんの応援コメントが寄せられた経験から生まれた感覚だといいます。この時、「自分は一人じゃない」という思いが強くなり、「みんなも含めてkemioは『ウチら』なんです」という意識に繋がったそうです。この「ウチら」という言葉には、視聴者との間に壁を作らず、一緒に成長していこうという、kemioさんの温かいメッセージが込められていると感じます。

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✨「あげみざわ」は何も考えず生まれた?若者に響く言葉の秘密

「あげみざわ」などの言葉が若者世代の流行語となる現象については、「一生、不明ですね」とご本人も驚きを隠せません。kemioさんは、周りの人々から「ワードメーカー」と呼ばれることに対して、「何も考えないでしゃべっているからかも」と分析しています。語彙力が「ゼロ」だと謙遜しつつも、「今考えていることを伝えるために、どの言葉とどの言葉を組み合わせればいいのかを考えながら、『言葉の出荷を急げ、急げ』という意識でしゃべっています」と、独自の言語感覚を披露してくださいました。

この「あげみざわ」は、友達とのイギリスへの修学旅行中に、たまたま道端で叫んだ言葉が一人歩きして広まったものであり、「流行らせようとか、バズらせようとか(話題にしようと)思ったことも一度もない」とのこと。この意図的ではない、ナチュラルな「言葉の誕生」こそが、かえって若者の間で抵抗感なく受け入れられ、流行する鍵になっているのではないでしょうか。SNSでは、多くのフォロワーからのコメントが「全部読んで」おり、それが活動の参考にされているそうです。SNSでの大きな反響や流行語化は、フォロワーとの双方向のコミュニケーションが深く関係していることがうかがえます。

また、kemioさんのユーチューブ動画は、内容がひたすらおしゃべりを続けるだけで、費用をかけて作り込んだ様子がなく、チープ(安価で手軽な様子)に見えるのが特徴です。これについてkemioさんは、「大人の力が働いたり、すごく作られた感のあるモノへの拒絶感や抵抗感がある」と説明しています。この感覚は、若者の世代に共通するものかもしれない、というのがkemioさんの意見です。つまり、制作側が意図的に作り込んだ動画よりも、ありのままのリアルな姿を包み隠さずに見せるクリエーターのほうが、視聴者から受け入れられやすい時代になっている、という指摘は非常に示唆に富んでいると感じます。

視聴者は、プロが作った「お仕事で作った動画」をすぐに見分けることができ、そうしたものは見ない傾向にあるそうです。このことから、「作り込まれた『ザ・アイドル』よりも、リアルに包み隠さない人が受け入れられる時代」へと価値観が変化していることが見て取れます。若者たちは、オーセンティシティ(真正性、本物らしさ)を重視しており、表面的な華やかさよりも、クリエーターの人間性や日常に共感したいと考えているのではないでしょうか。

📱「SNSはツール」うまく付き合うのがマスト

長時間の動画を視聴しない若者が増加しているという現状について、kemioさん自身も「5分以上、動画を視聴できません」と共感を示しています。しかし、ご自身の動画は「編集が下手」なため10分以上の内容が多いそうで、視聴者も約5分で視聴を止めてしまう傾向にあると分析されています。このように、自らの欠点や状況もオープンにする姿勢が、若者からの親近感を深めている理由の一つでしょう。

さらに、kemioさんは「ウチらはソーシャルメディアの奴隷」と、SNSに対して否定的な発言をすることも少なくありません。今の若い世代は、生まれた時からスマートフォンが当たり前に存在し、SNSが生活のすべてになってしまう思考に陥ることもあるためだそうです。kemioさんも、かつてはフォロワーの数に一喜一憂(状況の変化に心が振り回されること)した経験があるとのこと。しかし、現在では「フォロワーは単なるナンバー」と割り切り、「SNSはただのツール(道具)」として、うまく付き合うことを心がけるべきだと強調しています。

1995年生まれのkemioさんは、高校時代に6秒動画「Vine」(ヴァイン)での発信で注目を集め、2016年末に生活の拠点をアメリカに移しました。そして、動画での発言が「あげみざわ」などの流行語を生み出し、現在はモデルや歌手など活動の場を広げていらっしゃいます。2019年4月には『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』(KADOKAWA)を出版し、小学生時代にいじめにあった経験などを公表しつつ、「他人をハピネス(幸せ)にする仕事をしたい」という強い思いを語っています。

「悩みは毎日、流しそうめんみたいに出てくる」というkemioさんの言葉は、人生は挑戦と悩みの繰り返しであり、それをいかに早く解決していくかが大切だというメッセージを伝えているように感じます。幼稚園の頃から目立ちたがり屋だったというkemioさんは、「幸せや笑顔は基本、無料じゃないですか」と語り、シンプルな考え方で人々にハピネスを提供することを目指しているのです。そのありのままの姿と、ポジティブな言葉の力こそが、SNS時代の若者の心を捉え、共感を集める最大の魅力だと私は強く感じています。

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