2019年11月14日、あいホールディングスが発表した2019年7月から9月期の連結決算は、セキュリティー分野の躍進が光る非常にポジティブな内容となりました。最終的な利益を示す純利益は、前年の同じ時期と比べて8%増加し、17億円という安定した数字を叩き出しています。
今回の好業績を牽引したのは、何といっても利益率の高い監視カメラなどの防犯機器です。特にマンション向けのセキュリティー需要が一段と高まっており、単なる「守り」のデバイスから、住まいの安心を担保する「必須インフラ」へとその価値が再定義されている印象を受けますね。
SNS上では「地味ながらも着実に利益を積み上げる企業体質が強い」「防犯意識の高まりが数字に直結している」といった投資家たちの驚きや称賛の声が見られました。市場のニーズを的確に捉え、収益性の高いビジネスモデルへとシフトしている同社の戦略が、見事に結実したと言えるでしょう。
高収益部門の躍進とカード発行機事業の底力
部門別のパフォーマンスに注目すると、セキュリティー機器部門の利益が24%も跳ね上がりました。また、病院の診察券などをプリントする「カード発行機」部門も絶好調で、利益が42%増と驚異的な伸びを見せています。こうしたニッチながら需要の絶えない分野での強さが、同社の土台を支えています。
注目すべきは、2019年10月の消費税増税に伴う「駆け込み需要」を味方につけた点です。大きな買い物やシステム導入を増税前に済ませようとする心理が、今回の決算における大きな追い風となりました。編集部としては、この一過性の特需をいかに持続的な成長に繋げるかが今後の鍵だと考えています。
一方で、売上高は前年比24%減の113億円となりましたが、これは決してネガティブな要素ではありません。実は、利益の出にくかったパチンコ店向けの販売から撤退したことが影響しています。売上規模を追うのではなく、筋肉質な経営への転換を優先した英断であり、営業利益が16%増えていることがその正しさを証明しています。
2020年6月期の通期予想については、売上高480億円、純利益59億円という従来の見通しを維持しています。不採算事業を切り離し、セキュリティーという成長分野にリソースを集中させた今のあいホールディングスなら、さらなる飛躍も十分に期待できるはずです。今後の動向から目が離せませんね。
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