段ボールリサイクルの救世主!メンテックが誇る「ミストランナー」が製紙業界の常識を変える

「この会社が存在しなければ、日本の製紙業界は立ち行かない」とまで言わしめる企業をご存知でしょうか。東京都千代田区に本社を置くメンテックは、古紙を原料とする段ボール製造の現場を支える、まさに「縁の下の力持ち」と呼ぶにふさわしい存在です。

2019年11月19日現在、同社が開発した汚れ防止装置の国内シェアは、驚異のほぼ100%に達しています。静岡県富士市の富士事業所では、世界中から届く熱い視線に応えるべく、生産設備が日々フル稼働で動き続けているのです。

SNS上では「地味な分野に見えて、実は日本を支える最強のテック企業」「技術のこだわりが半端ない」と、その圧倒的な専門性に驚く声が広がっています。1960年代の創業以来、培ってきた潤滑技術を武器に、今やリサイクル社会に欠かせないインフラとなっています。

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年間の収益改善は4億円以上!魔法の装置「ミストランナー」

リサイクル工程において最大の障壁となるのが、原料に混入する「汚れ」の存在です。回収された段ボールには、粘着テープの残りカスや糊などの異物がどうしても混じってしまいます。これらが製造過程で熱せられると、ロールに焦げ付いてしまうのです。

この異物が原因で紙が破れると、復旧には最大2時間ものロスが発生します。そこで登場するのが、同社の主力製品「ミストランナー」です。この装置は、特殊な薬剤をミスト状にしてロールに吹き付け、汚れの付着を防ぐコーティングを施します。

驚くべきはその経済効果で、導入するだけで1ラインあたり6~7%の生産効率向上が見込まれるといいます。年間に換算すると4億~5億円もの収益改善に繋がるというから、業界で引く手あまたなのも頷ける話ではないでしょうか。

0.2ミリグラムの職人技と200種類の薬剤戦略

この技術の核心は、1平方メートルあたりわずか0.2ミリグラムという極薄のコーティングにあります。厚すぎれば紙にシミができてしまうため、極限の精度が求められます。さらに、高速回転するロールから発生する「随伴流」という風の壁も難敵です。

随伴流とは、物体が高速で動く際に周囲の空気を引き連れて発生させる強い空気の流れを指します。この風を突破するために、同社は独自の気流制御技術を確立し、微細な粒子を正確に表面へ届けることに成功したのです。

用意されている薬剤は200種類を超え、顧客の設備ごとに最適なものを提案するコンサルティング体制も万全です。私は、こうした「現場に寄り添う泥臭い努力」と「最先端の流体制御」の融合こそが、日本企業が世界で勝つための黄金律だと確信しています。

2027年には海外売上高比率を70%まで引き上げるという壮大な目標を掲げるメンテック。日本の「もったいない」の精神を支える高度な技術力は、これから世界のスタンダードとして、さらにその輝きを増していくことでしょう。

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