卒業後の「独りぼっち就活」は想像以上に過酷?第二新卒を目指す前に知るべき厳しい現実と対策

「納得のいく内定が出ないから、卒業後にゆっくりと自分に合う職場を探したい」と考える学生さんは少なくありません。人生という長いスパンで見れば、数年の回り道は決して無駄ではないでしょう。しかし、就職活動の現場を知る立場から申し上げれば、安易に「卒業後の再出発」を選ぶのは非常にリスクが高い決断だと言わざるを得ません。

2019年11月19日現在、就職が決まっていない4年生に残された道は、主に「留年」か「卒業」の二択です。かつては大学に籍を残す留年が主流でしたが、学費として年間50万円ほどが必要になるケースが多く、経済的な理由から一旦卒業する道を選ぶ方が増えています。企業側も「第二新卒」として門戸を広げてはいますが、現実は甘くありません。

SNSでは「新卒カードを捨てるのはもったいない」「卒業したら一気にモチベーションが下がる」といった不安の声が目立ちます。最大の懸念は、卒業と同時に大学のキャリアセンターという強力なバックアップを失うことです。一人で情報を集め、スケジュールを管理する「独りぼっち就活」は、精神的にも肉体的にも想像以上の負担となります。

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「第二新卒」という言葉の罠と、見落としがちなコストの正体

ここで解説しておきたいのが「第二新卒」という言葉です。これは一般的に、学校を卒業してから数年以内の求職者を指します。企業によっては新卒枠で応募可能な場合もありますが、実態は既卒者としての扱いになり、新卒時のような手厚い合同説明会や大学内での優先的な選考ルートからは外れてしまうのが実情です。

さらに、金銭面での見通しも重要です。アルバイトをしながら生活費を稼ぐ場合、正社員の初任給並みの月収20万円を目指すと、親の「扶養」から外れることになります。扶養とは、家族の収入で生活しているとみなされ、税金や保険料の負担が軽減される仕組みですが、これを外れると、国民健康保険や年金などの支払いが自分に重くのしかかります。

私が最も危惧しているのは、孤独感による挫折です。ハローワークなどの公的機関には専門の相談員もいますが、地方では一般の求職者に混ざって仕事を探すことになり、気後れしてしまう学生も少なくありません。2019年11月中旬の今、まだ卒業まで4カ月あります。諦めるのはまだ早く、今こそ大学の支援を最大限に活用すべき時期なのです。

最後にお伝えしたいのは、安易に「卒業してから」と先送りにせず、まずは大学のキャリアセンターへもう一度足を運んでほしいということです。大学は卒業生に対しても一定の支援を行いますが、在学生ほどの手厚さは望めません。今のうちに粘り強く行動し、納得のいく一社を見つける努力を継続することが、将来の自分を救うことに繋がります。

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