カジュアル衣料品を幅広く展開するアダストリアが、中国市場での展開を大きく加速させる動きを見せています。同社は2019年6月24日、中国の上海市に現地子会社を設立する方針を公にしました。この新会社は、2019年末に上海市でオープンを予定している、アダストリアの主力ブランドである「niko and … (ニコアンド)」の旗艦店(旗艦店とは、そのブランドを代表する、立地や規模、品揃えなどで象徴的な役割を担う店舗のことです)の運営を担うことになるでしょう。
この現地子会社設立は、アダストリアが中国を含むアジア地域での事業拡大に、より一層の推進力を与えるための戦略的な一歩と位置づけられます。新会社の名称は「愛徳利亜(上海)商貿公司」(仮称)で、現地当局からの正式な認可を得た後、2019年の夏にも設立される見込みです。本社は上海市に置かれ、資本金は10億円となる予定で、現地での事業基盤を強固にする決意が伺えます。
これまでアダストリアは、中国国内で複数のブランド商品を一堂に集めて販売する「Collect Point (コレクトポイント)」という業態で店舗を展開してまいりました。しかしながら、今後は「ニコアンド」のような単体ブランドでの出店を増やしていく計画であり、今回の現地子会社設立は、まさにこの事業計画を力強く前進させるための基盤となるでしょう。私見ですが、多ブランド集合型から、個々のブランドの持つ世界観を深く体験できる単体ブランド店へと舵を切ることで、中国の消費者層にブランドの魅力をより深く浸透させることが可能になると考えられます。特に感度の高い消費者が集まる上海での旗艦店オープンは、ニコアンドというブランドにとってアジア市場でのブランド価値を高める、絶好の機会となるに違いありません。
このニュースに対し、SNSでは「アダストリアのアジア展開は本気だ」「ニコアンドの世界観が上海でどう受け入れられるか楽しみ」といった期待の声が多く見受けられました。特にニコアンドのファンからは、ライフスタイル提案型の店舗が海を越えて広がることに、熱い注目が集まっているようです。2019年末の上海新店舗開業のイメージが示されており、中国市場での成功に向けた同社の意気込みが伝わってきます。この戦略的な動きが、アダストリアのアジア市場におけるプレゼンスを飛躍的に向上させるか、今後の展開に大いに期待したいところです。
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