数々の名作で日本中を熱狂させてきた名優・織田裕二さんが、再びあの熱い男として帰ってきます。2020年01月19日より放送が開始されるWOWOWの連続ドラマ『頭取 野崎修平』にて、彼は経営悪化に喘ぐ都市銀行の再建に挑む主人公を演じることになりました。舞台となる2000年代は、金融業界が激変を迎えた「金融ビッグバン」の真っただ中です。この激動の時代を背景に、組織のトップとして奮闘する姿が描かれます。
金融ビッグバンとは、それまでの古い規制を撤廃し、日本の金融市場を国際基準へと生まれ変わらせた大規模な構造改革を指す言葉です。しかしその一方で、銀行が中小企業への融資を厳しく制限する「貸し渋り」が深刻な社会問題となりました。本作は、まさにその荒波の中で「社会に貢献する理想の銀行」を目指し、組織改革に命を懸ける男の物語です。織田裕二さん自身も、銀行の存在意義を問う骨太な作品になったと確かな手応えを感じています。
前作となる2018年放送の『監査役 野崎修平』では、銀行内の不正を追及する立場として正義を貫きました。当時の撮影を「アルコールで解毒しないと眠れなかった」と振り返るほど、役柄に没頭していたそうです。今回はついにトップである「頭取」に就任しますが、そこには前作を上回る新たな苦難が待ち受けています。多額の不良債権を抱えて国有化され、荒廃した行風を改革することは一筋縄ではいきません。
事なかれ主義に染まった組織を前に孤軍奮闘する姿は、現代のビジネスパーソンにも強く響くはずです。ネット上では「織田裕二の社会派ドラマはハズレがない」「重厚な人間ドラマが見られそうで今から楽しみ」といった期待を寄せるSNSの反響が相次いでいます。仕事の価値や企業のあり方を問い直す本作は、視聴者に深い共感を呼ぶでしょう。難しそうな顔で働くよりも、誰もが楽しく働ける職場の方が素晴らしいというシンプルなメッセージが胸に刺さります。
かつて彼が主演した『東京ラブストーリー』や『踊る大捜査線』のような、時代を象徴するメガヒット作が持っていた熱量が本作からも確かに感じられます。52歳を迎えてもなお、常に挑戦者であり続ける彼の情熱が作品の完成度を極限まで高めているのです。単なる経済ドラマの枠を超え、働くすべての人の背中を押してくれる傑作の誕生を、私たちは目撃することになるに違いありません。
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