働き方改革の落とし穴?夫の家事育児に不満を持つ働く女性が急増する理由と対策

世間で「働き方改革」の波が勢いを増す一方で、家庭内では新たな課題が浮き彫りになっています。人材サービスを展開するビースタイルが、働く主婦層を対象に実施した意識調査の結果を発表しました。驚くべきことに、働く女性の52.5%がパートナーの家庭への貢献度に対して「不満」を抱いていることが判明したのです。この数値は2年前の調査と比較すると約5ポイントも増加しており、社会の変革が必ずしも家庭内の平穏に直結していない現状が浮き彫りになりました。

インターネット上のSNSでもこの結果は大きな注目を集めており、「仕事が増えても家事の負担が変わらない」「定時退社が増えたはずなのに夫が頼りにならない」といったリアルな悲鳴が飛び交っています。今回の調査は、2019年11月13日から2019年11月22日にかけて実施され、644人から有効な回答を得ました。内訳を見ると、少しは協力してくれるものの不満という人が38.5%に上り、全く何もしないという回答も14%存在することが分かっています。

世代別で比較すると、30代以下では不満を持つ割合が44.8%に留まる反面、40代は54.4%、50代は54.1%と、年齢が上がるにつれてポイントが高くなる傾向が見られました。若い世代ほど協力体制が整っているようですが、中高年層では長年の役割分担の意識を変えるのが難しいのかもしれません。社会がどれほど女性の活躍を推進しても、家庭内のサポート体制がアップデートされなければ、女性側の負担感が募るばかりなのは当然の結末と言えるでしょう。

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すれ違う夫婦の認識!求められる「名もなき家事」の共有

妻が夫に望む役割と、夫が実際に手掛けている行動との間には、大きなミスマッチが存在しています。妻側が特に手伝ってほしいと感じている作業のトップは掃除や片付けで、41.6%に達しました。続いて、明確な名前が付けにくい日常の雑務である「名もなき家事全般」が35.2%、料理が28.4%となっています。それに対して、男性側が実際に行っている行動はゴミ出しが43.5%で最も多く、買い物が36.2%と続きました。

専門用語として定着しつつある「名もなき家事」とは、ゴミを分別して袋を縛る作業や、洗剤をボトルに補充するといった、日々の生活に不可欠な細かな雑務のことです。ゴミ袋を収集所に持っていくだけでは、本当の意味でタスクを完了したとは言えません。調査を担当した有識者も、夫婦間における認識のズレが深刻であると指摘します。日々の小さな苦労を理解してもらうためにも、まずは全体のタスクを視覚化し、夫婦で共有する時間を持つべきです。

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