ビルやマンションの移動を支える大手昇降機メーカーの東芝エレベータ株式会社が、新たな経営戦略に向けた重要な人事異動を発表しました。今回の人事刷新は2020年2月1日に実施される予定となっており、グローバル市場での競争力をさらに高めるための布石として各方面から注目を集めています。
発表された内容によると、海外事業本部において組織の舵取りを担う海外事業部長の千々和幸晴氏が、新たに新設または再編されたとみられる「海外第四」のトップを兼任する形となります。この「海外第四」が具体的にどの地域やプロジェクトを指すのか、今後の展開に期待が高まります。
ここで専門用語について少し触れておきましょう。「海外事業本部」とは、日本国外におけるエレベーターの販売やメンテナンスといったビジネス全般を統括する専門組織のことです。さらにその中に設置された「部」や「課」は、特定の国や地域ごとに細かく戦略を立てる役割を担っています。
今回の人事がSNSで報じられると、ネット上では「東芝のエレベーターは海外でもよく見かけるから、さらに攻勢をかけるのではないか」といった前向きな反響が見られました。また、トップが直接現場に近い部署を率いる体制に対して、経営判断のスピードが速まりそうだという期待の声も上がっています。
筆者の視点といたしましては、今回の人事から同社が海外展開に対して並々ならぬ情熱を注いでいる様子がひしひしと伝わってきます。主要な幹部が直接新しい部門を兼任するビジネスモデルは、迅速な意思決定を可能にし、新興国などの急成長する市場へ即座に対応するための強力な武器になるでしょう。
国内市場が成熟期を迎える中、インフラ需要が旺盛なアジアや中東といった海外へのアプローチは、日本の製造業にとって生き残りをかけた極めて重要な選択です。今回の組織改編が同社の世界シェアをどれほど押し上げるのか、今後の具体的な施策から目が離せそうにありません。
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