新型コロナウイルスで中国の春節が激変!上海ディズニー休園や観光地閉鎖がもたらす経済への深刻な打撃とネットのリアルな反応

中国では現在、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が止まらず、国家的な一大イベントである春節(旧正月)の大型連休に暗い影を落としています。2020年1月24日からの休暇期間中、本来なら爆発的な賑わいを見せるはずの観光地はどこも人影がまばらで、異様な静けさに包まれている状況です。書き入れ時を迎えていた経済への打撃は、もはや避けられない局面に突入したと言わざるを得ません。

特に象徴的なのが、エンターテインメント業界への直撃です。絶大な人気を誇る上海ディズニーランドは、2020年1月25日から当面の間、まさかの臨時休園という異例の決断を下しました。前日までは多くのアトラクションが10分から30分待ちという信じられない空き具合を記録しており、購入済みのチケットは全額払い戻される予定ですが、営業再開の目処は立っていません。

さらに歴史的な文化財や伝統行事も、感染予防のために門戸を閉ざしています。北京では2020年1月25日より有名な故宮博物院が休館となり、新年を華やかに祝う伝統的な縁日「廟会(びょうかい)」という大規模なイベントも中止が決定しました。廟会とは、神仏への参拝に合わせて多くの露店が並び、獅子舞などが披露される日本のお祭りのような行事ですが、これが途絶えた影響は計り知れません。

SNS上では、この未曾有の事態に対して「楽しみにしていた連休が台無しになった」「まさかディズニーや故宮まで閉まるとは思わなかった」といった悲痛な声が相次いでいます。その一方で、「感染拡大を防ぐためには賢明な判断だ」「今は外出を控えて命を守るべき」という冷静な意見も多く見られ、現地のネットユーザーの間でも危機感が急速に高まっている様子がうかがえました。

人々の足となる交通インフラの機能も次々と停止しています。2020年1月24日までに、感染源とされる湖北省では10以上の都市で公共交通機関や高速道路が遮断される事態となりました。これにより物流が滞り、新鮮な野菜などの食品が不足して価格が高騰する二次被害も懸念されています。また、旅行サイトや航空会社が手数料なしでのキャンセル対応に追われ、自粛ムードは決定的なものとなりました。

一部では、2003年に猛威を振るったSARS(重症急性呼吸器症候群)という重い肺炎を引き起こすウイルスに比べて致死率が低いため、影響は限定的だという楽観論も存在します。しかし、現在の中国経済は当時よりもサービス業の割合が遥かに高くなっており、消費の冷え込みが及ぼすダメージは甚大でしょう。一刻も早い事態の沈静化と、徹底した感染防止対策が今まさに求められています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました