2020年01月13日、日本全国の各地で大人の仲間入りを祝う成人式が華やかに執り行われました。中でもひときわ異彩を放ち、新時代の到来を予感させたのが東京都新宿区の会場です。なんと今年度の新成人のうち、約半数近くを外国籍の若者たちが占めるという、驚きの状況が生まれています。式典が開催された会場は、まるで世界中の文化が凝縮されたかのような熱気に包まれていました。
当日の新宿区の式典には、およそ1200人のフレッシュな面々が出席しています。会場を見渡すと、日本の伝統的な艶やかな振り袖姿はもちろんのこと、世界各国の色鮮やかな民族衣装に身を包んだ若者たちの姿が数多く見られました。SNS上でもこの様子が拡散されると、「日本の文化と海外の文化が融合していて本当に美しい」「これぞ近未来の日本の姿だ」といった好意的なコメントがあふれ、大きな反響を呼んでいます。
留学生が集う街・新宿のリアルと若き新成人の願い
新宿区が発表したデータによると、今年度の新成人4266人のうち、外国籍の人は1932人に達しました。区全体の外国人比率は12.2%ですが、新宿には大学や日本語学校といった教育機関が密集しているため、若い留学生がとりわけ集まりやすい傾向にあります。このグローバル化(国境を越えて人や文化が結びつく現象)の流れは、今後もさらに加速していくと予想されるでしょう。
今回の式典で司会という大役を務めたのは、アイルランド人の父親を持つ19歳の金森多思菜さんです。美しい振り袖姿で大舞台に立った彼女は、インタビューに対して「日本にはまだ外国人に対する偏見が残っていると感じる。国籍という垣根を越えて、すべての人がお互いを尊重し合える国になってほしい」と、力強いメッセージを投げかけてくれました。多様性を認める社会への脱皮が、今まさに求められています。
編集部ボイス:混じり合う文化こそが日本の新しい活力になる
筆者は今回のニュースに接し、これからの日本が進むべき道筋を強く示されたように感じています。少子高齢化が進む国内において、志を持って来日した若者たちは、単なる「労働力」ではなく、共に新しい未来を創る大切なパートナーです。彼らが持つ独自の感性と、日本の伝統文化が交わる新宿の成人式は、まさに理想的なダイバーシティ(多様性を受け入れる社会)の縮図と言えるのではないでしょうか。
金森さんが語った「すべての人の尊重」という言葉を、私たち大人は真摯に受け止める必要があります。育った環境や国籍が違っても、同じ空の下で大人への一歩を踏み出した若者たちの志に優劣はありません。異文化を排除するのではなく、お互いの個性をリスペクトし合える温かい社会を築くことこそが、国際都市・東京、ひいては日本全体の価値を高める原動力になると確信しています。
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