木曽路の業績予想が下方修正!消費増税とコスト高騰が直撃したしゃぶしゃぶ名門の苦境と今後の展望

しゃぶしゃぶや日本料理の専門店として全国的な知名度を誇る「木曽路」が、苦しい経営舵取りを迫られています。運営元は2020年1月30日、2020年3月期の連結純利益が前期と比べて2割ほど減少した12億円になりそうだと発表しました。当初はわずかながらも増益を見込んでいたところから一転しての大幅な下方修正であり、これは2015年3月期に最終赤字を記録して以来、実に5年ぶりの業績悪化となります。

今回の業績下振れを招いた大きな要因として、同社が強みとする牛肉などの原材料費や、深刻化する人件費の負担増が挙げられます。さらに、2019年10月1日に実施された消費税率の引き上げが消費者の財布の紐を固くさせ、既存店の客足に響いたことも痛手となりました。売上高の予想も従来の計画から10億円引き下げられ、前期比2%増の460億円にとどまる見通しで、外食産業を取り巻く環境の厳しさが浮き彫りになっています。

あわせて発表された2019年4月から2019年12月期までの連結決算を見てみると、純利益は前年同期に比べて4割も落ち込んだ4億7100万円、売上高は1%増の329億円という結果でした。連結決算とは、親会社だけでなくグループ企業全体の経営成績を一つにまとめた発表のことですが、グループ全体に逆風が吹いている状況がうかがえます。ネット上やSNSでは「お祝い事で重宝するお店だから頑張ってほしい」「増税後の外食控えはリアルに感じる」といった声が上がっています。

上質なサービスと食材を維持しながら利益を確保することは非常に困難な課題ですが、ブランド力がある木曽路だからこそ、この局面を乗り越えてほしいと感じます。単なる低価格路線に走るのではなく、少し贅沢をしたい日に選ばれる特別感をいかに演出できるかが、今後のV字回復への鍵を握るのではないでしょうか。消費者のマインドを再び掴むための、次なる一手に期待が集まります。

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