北海道函館市は2020年02月07日、2020年度の当初予算案を公表しました。一般会計の総額は1348億円となり、工藤寿樹市長が3選を果たした2019年度の6月補正後の予算と比べて2%の減少となっています。今回の予算案では、子育て世帯へのサポートといった福祉分野の充実が盛り込まれました。さらに、観光面での大きな経済効果が期待される都市整備や、地域の基盤である水産業の振興にも並々ならぬ熱量が注がれています。
SNS上では、特に子育て支援の拡充に対して「現役世代への手厚いサポートは本当にありがたい」「これからも函館に住み続けたい」といった好意的な声が多く寄せられています。一方で、全体の予算規模が縮小している点に注目し、「限られた財源がどのように有効活用されるのか、今後の具体的な施策を注視したい」という、市政への高い関心を示す意見も見られました。住民たちの生活の質を向上させつつ、地域の魅力をいかに高めていくか、市の姿勢が問われています。
函館駅前のランドマーク跡地が大変身!注目の再開発計画
多くの市民や観光客で賑わう函館駅周辺エリアでは、かつて地域に親しまれた百貨店「棒二森屋(ぼうにもりや)」の跡地を対象とした、大規模な再開発に向けた動きが本格化します。市は土地の境界や高低差を計測する「測量(そくりょう)」などの準備費用として、4800万円を計上しました。これは、新しい街の土台を作るための極めて重要な第一歩と言えます。事業を推進する準備組合は、2025年度の完成を目指して計画を進めているところです。
この一大プロジェクトに投入される全体の事業費は、約190億円と見込まれています。函館市としては、市と国がそれぞれ25億円程度を補助する形でバックアップする方針を立てました。ただし、今後の具体的な建物の設計やプランの進捗によって、この支援金額は変動する可能性があります。SNSでは「駅前の活気が戻ってくるのが待ち遠しい」「新しい函館のシンボルになってほしい」と、未来の駅前風景に胸を躍らせる投稿が相次いでいます。
世界中の観光客を呼び込む!クルーズ船ターミナルの整備と最先端ビジネスの融合
2019年度から大型客船の受け入れを行っている函館駅隣の若松埠頭(わかまつふとう)では、訪日外国人を含む多くの乗客をもてなすターミナルビルや、大型バスの乗降場の整備が進められます。さらに市は、「五稜郭にぎわいプロジェクト」や「湯の川温泉地区の活性化」といった施策を展開し、駅周辺だけでなく市内の主要な観光地や繁華街全体へ観光客を誘引する仕組み作りに挑みます。地域全体で観光業を盛り上げようとする熱意が伝わってきます。
地域の産業を守り育てるための先進的な取り組みも見逃せません。生産性を高めるためのロボット導入研究会の立ち上げや、深刻な後継者不足による黒字廃業を防ぐ「事業承継(じぎょうしょうけい)」の支援が推進されます。事業承継とは、会社の経営や技術を次の世代へ引き継ぐ大切な手続きのことです。また、首都圏などの優秀な人材が、旅先で働きながら休暇を楽しむ「ワーケーション」の環境整備や、スマート農業の支援も始まります。
今回の予算案における市税収入は318億円と、2019年度とほぼ同水準を維持する見通しです。これに特別会計や企業会計を合わせた2020年度の予算総額は、2655億円に達します。私は、伝統的な観光資源の強化に加え、ワーケーションやIT技術の導入といった最先端の施策を融合させた点こそが、今回の予算案の最大の魅力だと考えます。人口減少に立ち向かい、函館が持つ潜在的なポテンシャルを最大限に引き出す見事な街づくり計画でしょう。
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