大好きなアーティストのライブに行きたいのに、チケットが高額で転売されていて諦めたという経験を持つ方は少なくないでしょう。営利目的でチケットを買い占め、不当な高値で他人に売りさばく行為は、本当にイベントを愛するファンの機会を奪う深刻な問題です。2019年6月14日にはチケット不正転売禁止法という規制法律が施行されました。しかし、残念ながら未だにオークションサイトやSNSでの高額取引は根絶されていません。
この問題は、ファンだけでなくイベントを主催する興行主にとっても大打撃となっています。チケット代が高騰しすぎると、ファンの懐事情が厳しくなり、会場での限定グッズ購入や飲食への支出が落ち込んでしまうのです。ライブ全体の経済循環を狂わせるこの悪循環に対して、今まさにインターネット上では「本当にやめてほしい」「公式の対策を急いで」といった、ファンからの悲痛な叫びや怒りの声が数多く沸き起こっています。
アプリ不要で入場できる!新時代の発券サービス「Quick Ticket」
そんな不正転売の闇を打ち破る切り札として今、大きな注目を集めているのがチケットのデジタル化です。ライブ関連のITサービスを展開するplayground(プレイグラウンド)株式会社は、画期的な電子チケット発券システム「Quick Ticket」を運営しています。このサービスの最大の魅力は、チケットの受け取りから当日の入場手続きにいたるまでの全てのプロセスが、普段使っているウェブブラウザー上で完結する点にあります。
従来の電子チケットにありがちだった「専用アプリのダウンロード」という面倒な手間は一切必要ありません。スマートフォンの画面にチケットのURLを表示させ、入場口で専用の電子スタンプをポンと押してもらうだけで、スムーズに中へ入ることができます。この電子スタンプは、スマートフォンの画面に直接触れることで静電容量(画面に触れた際の微弱な電気の変化を捉える仕組み)を感知し、認証を行う特殊なガジェットです。
この極めてシンプルな操作性は、SNS上でも「これならスマホ操作が苦手な人でも迷わない」「入場列がサクサク進んで快適そう」と、好意的なリアクションが相次いでいます。 playgroundは2019年12月18日、チケット販売大手のぴあ株式会社とのシステム連携を発表しました。これにより「チケットぴあ」が取り扱う膨大な公演において、この安心かつ便利な電子チケットが選択できるようになっています。
編集部が考えるチケット電子化の本質とこれからのエンタメ界
編集部としては、この「Quick Ticket」とぴあの強力なタッグこそが、転売問題を根本から解決するマイルストーンになると確信しています。電子化によってチケットと個人のスマートフォンが強固に紐付けば、ダフ屋(チケットを買い占めて高値で不正転売する業者や個人の俗称)が暗躍する余地はなくなるでしょう。何より、ユーザーにアプリのインストールという心理的障壁を与えない利便性の追求こそ、業界標準となるべき姿です。
テクノロジーの力で誰もが公平に、かつ適正な価格でエンターテインメントを楽しめる環境が整いつつあります。これからは、不正な転売に怯えることなく、純粋にライブの興奮と感動に浸れる素晴らしい時代がやってくるに違いありません。興行主もファンも、みんなが笑顔になれる健全なライブカルチャーの発展を、私たちはこれからも全力で応援していきたいと考えています。
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