日本の文具業界を揺るがした大きな波が、一つの節目を迎えようとしています。2019年12月10日、筆記具メーカー大手のぺんてるを巡る株式争奪戦において、支援者として名乗りを上げたプラスが株式の公開買い付けを締め切りました。
今回の騒動でよく耳にする「ホワイトナイト(白馬の騎士)」とは、敵対的な買収を仕掛けられた企業を救うために現れる、友好的な第3者の企業を指す専門用語です。ぺんてる経営陣にとっては、プラスこそが信頼できるパートナーだったのでしょう。
買い付け下限の2割を突破し、新たなステージへ
関係者の証言によれば、プラスは買い付け実行の条件としていた2割の下限ラインに無事到達した旨を、株主たちに通知した模様です。これにより、プラスがぺんてるの主要な株主として影響力を持つことは、ほぼ確実な情勢となったと言えるでしょう。
SNS上では「老舗ブランドのぺんてるがどう変わるのか楽しみ」「プラスのデザイン性とぺんてるの技術力が合わされば最強」といった期待の声が上がる一方で、具体的な取得株数が明かされていない現状に、困惑するユーザーも見受けられました。
プラス側は現時点で詳細な買い付け結果を公表しておらず、今後の発表についても含みを持たせています。文具ファンとしては、両社の個性が打ち消し合うことなく、革新的なプロダクトが生まれる未来を期待せずにはいられないのが本音です。
私個人の見解としては、伝統あるぺんてるの独立性が守られたことは喜ばしいと感じる反面、不透明な決着が市場に不安を残さないか懸念しています。2019年12月11日現在のこの動きが、業界全体の再編を加速させるのは間違いありません。
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