【速報】津田駒工業が赤字拡大へ。米中貿易摩擦の直撃を受けた繊維機械の苦境と、揺れる市場の視点

石川県を拠点に世界の繊維産業を支える名門、津田駒工業が、2019年11月期の連結最終損益予想を5億8000万円の赤字に修正することを、2019年12月25日に公表いたしました。前期が8億2300万円の黒字であったことと比較すると、その落差は大きく、多くの投資家に驚きを与えています。

通期予想の下方修正は、2019年10月に続いてこれが2回目となり、赤字の幅は前回の予想からさらに2億3000万円も膨らむ見通しです。このニュースを受けて、SNS上では「地元の老舗企業だけに心配」「貿易摩擦の余波がここまで深刻だとは」といった悲痛な声が相次いでいます。

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米中貿易摩擦の「第4弾」がもたらした設備投資の冷え込み

業績悪化の決定的な要因となったのは、2019年09月01日に発動された、米国による対中追加関税の第4弾に他なりません。これには一般衣料品も対象に含まれたため、衣類を作るために必要な「繊維機械」の主な輸出先である中国において、設備投資を控える動きが決定的なものとなりました。

津田駒工業の主力製品である「織機」は、まさに布を織るための装置ですが、中国のメーカーが新しい機械の導入を見送る判断を下したことが、同社の営業損益を当初の黒字予想から2億2000万円の赤字へ転落させる要因となりそうです。まさに世界情勢がダイレクトに影響した形といえるでしょう。

編集部としての視点ですが、たとえ高い技術力を誇っていても、マクロ経済の激流に抗うことがいかに困難であるかを痛感させられます。しかし、こうした逆風の中でも、同社が培ってきた「世界の津田駒」としての底力が、次なる市場開拓や技術革新へとつながることに期待したいと感じています。

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