2020年の主役「84世代」が介護を変える!ウェルモ鹿野佑介氏が挑むAI×福祉の未来

2020年01月01日を迎え、十二支の始まりである「子年」が幕を開けました。ネズミは古来より多産の象徴とされ、この年は新しい物事が次々と生まれ、大きな繁栄をもたらす年になると期待されています。そんな期待が高まるなか、日本経済新聞社の「NEXTユニコーン調査」において、今まさに注目を集めているのが「84世代」と呼ばれる1984年生まれの起業家たちです。

彼らは学生時代からインターネットやスマートフォンを当たり前のように使いこなしてきた「デジタルネーティブ」な人々です。この世代は、テクノロジーを単なるツールとしてではなく、自らの手足のように操って社会課題を解決する力を持っています。その筆頭として熱い視線を浴びているのが、介護現場に革新をもたらそうとしている株式会社ウェルモの最高経営責任者(CEO)、鹿野佑介氏です。

SNS上でも「介護のDX化は急務」「若き才能が福祉を救うのは心強い」といった、テクノロジーによる福祉のアップデートを支持する声が数多く上がっています。鹿野氏の歩みは、まさに2020年という時代の転換点を象徴しているといえるでしょう。

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天才少年の原点と「ウィンドウズ95」との出会い

鹿野氏のキャリアの源流を遡ると、1995年に発売された「ウィンドウズ95」に突き当たります。当時、小学生だった彼は、学校の画一的な教育に対して疑問を抱くような早熟な少年でした。そんな彼の知的好奇心を爆発させたのが、この画期的なOS(基本ソフト)だったのです。中学でプログラミングの基礎を学んだことで、彼のITに関する才能は一気に開花しました。

高校時代には、自身のウェブサイトを公開できる「レンタルスペース」事業を運営し、多額の広告収入を得るほどの実力を見せています。自室に大型サーバーを設置し、個人でビジネスを完結させていたエピソードからは、既に将来の起業家としての片鱗がうかがえます。

その後、イタリアでの就労経験や立命館アジア太平洋大学での活動を経て、彼は広い視野を手に入れました。しかし、2008年に発生したリーマン・ショックをきっかけに、複雑な計算で金融商品の価値を決める「金融工学」の限界を痛感し、ITの力で実直な価値を生むソフトウェア開発の道へと進むことを決意したのです。

介護現場の「不都合な真実」をAIで解決する

鹿野氏が介護の世界に目を向けたのは、前職でのコンサルティング経験がきっかけでした。そこで目にしたのは、離職率が60%にも及ぶという過酷な現場の現実です。「これは放っておけない」という強い使命感、そして脳梗塞で倒れた叔父への思いが、彼を2013年のウェルモ創業へと突き動かしました。

彼はまず、400カ所以上の事業所を自ら訪問し、現場の課題を徹底的に洗い出しました。そこから生まれたのが、介護計画を作成する専門職である「ケアマネジャー」を支援するAIソフトです。ケアプラン(介護計画)の作成は非常に専門性が高く、膨大な知識と経験が必要とされる業務ですが、AIを活用することでその負担を大幅に軽減しようとしています。

2020年度には、このAIソフトがいよいよ本格的に市場へ投入される予定です。私は、鹿野氏のような「ITの専門家」が「福祉」という血の通った分野に深く切り込むことこそが、少子高齢化が進む日本を救う唯一の道だと確信しています。テクノロジーの光が、介護現場の暗闇を明るく照らす日はすぐそこまで来ているようです。

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