日々の慌ただしい業務の中で、同僚への「ありがとう」を言葉にするのは意外と難しいものですよね。そんな課題をデジタル技術で解決しようとする画期的な試みが、2019年08月28日に発表されました。NECソリューションイノベータが提供する感謝のプラットフォーム「サンクスアップ」が、奈良県三宅町の役場に導入されることになったのです。
この取り組みは、全国でも珍しい自治体職員向けの運用事例として注目を集めています。対象となるのは、三宅町役場で働く約100人の職員の皆さんです。職場の掃除や郵便物の受け取りといった、つい見逃されがちな「目立たないけれど大切な仕事」に対して、スマートフォンなどを通じて手軽に感謝の気持ちを贈り合う仕組みが構築されました。
サンクスアップとは、いわゆる「ピアボーナス」の概念に近いアプリケーションです。ピアボーナスとは、同僚(Peer)同士で称賛や成果への報酬(Bonus)を送り合う仕組みを指します。これを導入することで、普段はなかなか可視化されない貢献が「見える化」され、働く一人ひとりのモチベーションが劇的に向上することが期待されているのでしょう。
SNS上では、このニュースに対して「役場の雰囲気が明るくなりそう」「公務員の世界でもこうした柔軟なツールが必要だ」といった好意的な反響が数多く寄せられています。ギスギスしがちな職場環境を、テクノロジーの力で温かく変えていこうとする姿勢は、今の時代にこそ求められている素晴らしい変化だと私は確信しております。
三宅町が目指しているのは、単なる業務効率化だけではありません。感謝を伝え合う文化を根付かせることで、職員同士のコミュニケーションを活性化し、最終的には住民サービスの向上へと繋げる狙いがあるはずです。2019年08月28日という日は、日本の役場が「心のインフラ」を整え始めた記念すべき一日となるに違いありません。
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