【2020年度内定式レポート】形骸化に抗う企業の工夫!リファラル採用導入や天ぷら研修で深まる内定者の絆

2019年10月01日、日本の主要企業において2020年春に入社を予定している学生たちを対象とした内定式が一斉に執筆されました。就職活動のルールが見直される過渡期にあり、これまでの形式的な儀式から脱却しようとする企業の熱意が伝わってきます。単なる顔合わせに留まらない、付加価値を追求したユニークな取り組みが各地で展開されているのです。

太陽石油では同日の式典において、内定者が自身の後輩や知人を会社に紹介する「リファラル採用」に関する体験型講座を実施しました。リファラル採用とは、社員のつながりを活用して信頼できる人材を確保する手法のことです。マイリファー社と協力したこのワークショップでは、内定者たちが自社の魅力を再確認し、どのような言葉で仲間に伝えるべきかを真剣に議論する姿が印象的でした。

製粉大手の昭和産業が同日に企画したのは、なんと主力商品を使った「天ぷら調理研修」です。内定者36名に加え、工場で技術を学ぶベトナム人研修生も参加し、共に鍋を囲んで親睦を深めました。自社製品への理解を深めるだけでなく、国籍を超えた交流が生まれる光景は、ダイバーシティ(多様性)を重んじる現代の企業姿勢を象徴していると言えるでしょう。

SNS上では、こうした体験型の内定式に対して「社風が伝わって安心する」「同期との距離が縮まりそう」といったポジティブな反応が目立ちます。一方、全日本空輸やパナソニックのように、今年から内定式そのものを廃止する決断を下した企業も現れました。通年採用の広がりにより、一斉に集まることの意義を問い直す動きが加速しているのは間違いありません。

しかし、ディスコ社の調査によれば、学生の約50%が「内定式で入社意欲が高まった」と回答しており、依然として重要な節目であることに変わりはありません。個人的には、採用の形が変わっても、こうした「直接触れ合う機会」は若者の不安を払拭するために不可欠だと考えます。企業側がいかに学生の心に寄り添い、独自のエンゲージメントを築けるかが、今後の採用競争の鍵を握るはずです。

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