ミャンマー・ヤンゴンの劇的変化!日中韓が火花を散らす巨大不動産開発と鉄道近代化の最前線

ミャンマー最大の都市ヤンゴンがいま、かつてないほどの激変期を迎えています。古き良き異国の情緒を残していた街並みは、次々と立ち上がる高層ビルや近代的な商業施設によって、その姿を劇的に変えつつあるのです。

現在、この地の風景を一変させる主役となっているのが、日本、中国、韓国による大規模な開発競争です。2019年11月20日現在、各国の威信をかけた巨大プロジェクトが同時並行で進んでおり、アジア最後のフロンティアを巡る熱気は最高潮に達しています。

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「ゆっくり列車」が消える?日本の技術で生まれ変わる環状鉄道

ヤンゴン市民の足として親しまれてきた「ヤンゴン環状線」は、ガタンゴトンと揺れる情緒あふれる列車でした。山手線より一回り大きい全長約46キロメートルを3時間かけて進むその姿は、まさにミャンマーののんびりとした日常の象徴と言えるでしょう。

しかし、そんな風景も間もなく過去のものとなります。2019年05月には、信号や分岐器を刷新する近代化工事が本格始動しました。日本が約250億円の円借款(低金利で提供する公的な融資)を行い、住友商事などがこの巨大インフラ改修を支えています。

2022年の工事完了時には、運行速度は現在の2倍にまで引き上げられる予定です。SNSでは「便利になるのは嬉しいけれど、あののんびりした空気がなくなるのは少し寂しい」といった、進化への期待と郷愁が入り混じった声が上がっています。

日系企業が手掛ける豪華再開発と、中韓の猛追

鉄道の近代化に合わせ、駅周辺では「ヨマ・セントラル」や「Yコンプレックス」といった大型複合施設の建設が急ピッチで進んでいます。三菱商事や東京建物、鹿島といった日本を代表する企業が、高級ホテルやオフィスを構える新拠点を次々と誕生させています。

一方で、韓国や中国の動きも無視できません。韓国は文在寅(ムン・ジェイン)大統領が2019年09月にミャンマーを初訪問し、工業団地や橋の建設を約束しました。特にヤンゴン南部を結ぶ「ダラ橋」の着工は、未開拓エリアの価値を爆発的に高めるはずです。

西側では、中国が主導する「新ヤンゴン市」構想が動き出しています。総事業費5,400億円を投じて200万人規模の雇用を生むというこの壮大な計画は、中国政府の「一帯一路」戦略とも深く結びついており、その規模は他を圧倒しています。

2040年には人口1,000万人規模に成長すると予測されるヤンゴンにおいて、これら日中韓のインフラ競争は単なるビジネスを超えた勢力争いのように見えます。私個人としては、経済発展も重要ですが、ミャンマー特有の穏やかな文化が損なわれない開発であってほしいと願います。

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