毎日の営業で頭を悩ませる「ごみ」の問題に、一石を投じる革新的なサービスが登場しました。廃棄物処理のプロフェッショナルであるレコテック株式会社が、2019年12月11日、小規模な飲食店でも手軽にリサイクルを実現できる専用アプリ「GOMICO(ゴミコ)」の配信を2019年度内に開始すると発表したのです。
これまで、1店舗あたりの排出量が少ない飲食店では、プラスチックなどを分別しても収集効率が悪く、多くが可燃ごみとして処分されてきました。しかし、このアプリがその常識を覆します。SNSでは「地球に優しいだけでなく、コスト削減にもなりそう」といった期待の声が上がっており、環境意識の高い経営者たちの間で早くも注目が集まっています。
スマホで簡単!ごみの「見える化」がもたらす収益化の仕組み
「GOMICO」の使い方は至ってシンプルで、スマートフォンやタブレットから排出予定のごみの種類や量を入力するだけです。集まったデータはクラウド上で管理され、地図上に排出場所と種類が集約されます。これにより、収集業者は最適な回収ルートを導き出すことが可能になり、従来は採算が合わなかった少量の資源ごみも、効率的に回収できる仕組みが整います。
特筆すべきは、これまで「費用を払って捨てるもの」だった廃プラスチックが、リサイクル資源として買い取り対象になる可能性がある点でしょう。分別の手間が直接的な収益に結びつくこのモデルは、飲食店にとって新たな収入源となり得ます。利用料は月額500円から1000円程度を予定しており、コストパフォーマンスの高さも魅力の一つと言えます。
今回のプロジェクトには、人気店を展開する株式会社ゼットンの一部店舗も導入を決定しています。レコテックの野崎衛代表は、排出量の「見える化」によって、ごみそのものを減らす「発生抑制」の効果も期待しています。単なる処分ではなく、資源を循環させるという発想こそ、これからの時代に求められる飲食店経営のスタンダードになるはずです。
筆者の視点としては、SDGsが叫ばれる昨今において、こうしたITの力で「善意」を「利益」に変える仕組みは非常に合理的だと感じます。分別の負担をテクノロジーが最適化することで、日本の外食産業における環境対策は、2019年度を境に劇的なスピードで進化を遂げていくに違いありません。
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