【銚子港が9年連続水揚げ日本一】2019年の実績発表!イワシ豊漁の裏でささやかれる魚価の課題とは?

千葉県銚子市にある銚子港が、またしても輝かしい快挙を成し遂げました。2019年の年間水揚げ高が28万366トン(速報値)に達し、なんと9年連続で日本一の座に輝いたのです。この記録は前年比で11%も増加しており、まさに海の恵みが凝縮された結果といえるでしょう。

今回の独走劇を大きく牽引したのは、大衆魚の代表格であるイワシの爆発的な豊漁です。2位を走る静岡県の焼津港に10万トン以上の圧倒的な大差をつけての首位獲得に、地元の銚子市水産課も興奮を隠せません。早くも「10年連続の日本一を掴み取りたい」と、次なる大記録への熱い意気込みを語っています。

SNS上でもこのニュースは瞬く間に拡散され、多くのお祝いコメントで溢れかえりました。「銚子のイワシは脂が乗っていて最高」「日本の食卓を支えてくれてありがとう」といった、全国の魚好きからの熱い声が寄せられています。その一方で、ある切実な課題に注目する鋭い意見も少なくありません。

実は、水揚げされた魚の量を指す「水揚げ高」が絶好調だった一方で、売上金に相当する「水揚げ金額」は前年比7.3%減の274億8522万円に留まりました。金額ベースで前年を下回るのは4年ぶりのことです。この背景には、近年高騰していたサバなどの市場価格が落ち着きを見せた点が挙げられます。

ここで注目したい専門用語が、水産業界で使われる「魚価(ぎょか)」です。これは魚の市場取引価格を意味しますが、銚子港は身近な大衆魚の割合が高いため、量が多くても全体の金額が低くなりやすい傾向があります。そのため、金額順位では焼津港などに次ぐ全国4位に甘んじているのが現状です。

私は、この「量と金額のギャップ」こそが銚子港の真の魅力であり、今後の伸び代だと確信しています。これほど豊かな資源があるのですから、単に生魚として出荷するだけでなく、ブランド化や高付加価値な加工品開発に力を入れるべきでしょう。そうすれば、金額でも日本一を狙えるはずです。

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