旭食品がベトナムに新工場を稼働!冷凍フルーツも手がける最先端エコ工場の全貌と海外戦略の未来

高知県南国市に本拠を置く食品卸大手の旭食品が、グローバル展開を一段と加速させています。同社のベトナム子会社で、業務用水産加工品の製造や販売を担う「サクラフード」が、このたび現地の最新鋭オフィスを兼ねた新工場を建設し、本格的に稼働を開始したことが2020年1月14日に分かりました。設備投資の総額は12億円にのぼり、同社の本気度が伺える大規模なプロジェクトとなっています。

今回の新工場が建設されたのは、ベトナム南部に位置する自然豊かなカムランの工業団地です。敷地面積は1万400平方メートル、工場面積は4700平方メートルという圧倒的なスケールを誇り、311人の従業員体制でスタートを切りました。サクラフードは、日本の飲食店やスーパーなどで重宝される業務用寿司ネタの製造を主力としており、これまでも日本市場を中心に多くの製品を輸出してきた実績があります。

スポンサーリンク

環境に優しいサステナブルな設備と生産力2倍への挑戦

注目の生産能力ですが、従来に比べて2倍となる1日最大6トン、年間で1800トンを計画しているそうです。さらに今回は、定番の寿司ネタといった水産加工品だけでなく、需要が高まる冷凍フルーツの加工製造にも新たに着手します。近年、日本のスイーツ界や飲食業界では、手軽で品質が安定している冷凍果実のニーズが急増しているため、この品目拡大は非常にタイムリーで巧みな戦略だと評価できるでしょう。

特筆すべきは、現代のモノづくりに不可欠な「サステナビリティ(持続可能性)」を最優先に掲げた構造です。高度な排水処理システムや、水を無駄にしない節水循環機能を完備しました。加えて、屋根に設置したソーラー発電により、工場で使用する電力の約40%を太陽光で賄うという環境配慮型のクリーンな設計となっています。こうしたエコ意識の高さは、これからのグローバル企業にとって必須の付加価値です。

ネット上やSNSでは「海外発の美味しい冷凍フルーツが身近になりそう」「日本の厳しい品質基準を持った工場がベトナムで稼働するのは頼もしい」といった期待の声が寄せられています。また、環境問題に配慮した工場運営に対しても、先進的な取り組みとして好意的に受け止めるユーザーが多いようです。日本の食文化を支える技術が、海外の地でさらに進化していく様子に注目が集まっています。

筆者は、この取り組みが単なる生産拠点の拡大にとどまらず、日本の食の安全を世界基準へ高める大いなる一歩だと確信しています。水産物の扱いに長けた現地の熟練スタッフを揃え、顧客の細かな要望に寄り添うオーダーメイドの製造体制を整えた点も強みです。少子高齢化で国内市場が縮小する中、旭食品のように現地に根ざした付加価値の高いモノづくりを展開する姿勢こそが、これからの時代を生き抜く鍵になるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました