トランプ米大統領の弾劾裁判が2020年1月21日に開幕!ボルトン氏の証言要求で揺れるウクライナ疑惑の行方と大統領選への影響

アメリカの政治史に刻まれる緊迫の瞬間が、いよいよ幕を開けようとしています。トランプ米大統領の「ウクライナ疑惑」を巡り、連邦議会上院における弾劾裁判(だんがいさいばん)の実質的な審理が2020年1月21日から開始されることになりました。弾劾裁判とは、大統領などの高官が職務上の不正を働いた際に、罷免(ひめん)するかどうかを判断する特別な裁判のことです。2020年11月に控える大統領選挙への影響を見据え、与野党による激しい攻防が繰り広げられています。

SNS上では「ついに歴史的な裁判が始まる」「大統領選の行方を占う重要な局面だ」といった投稿が相次ぎ、国民の関心の高さが伺える状況です。米メディアの報道によれば、審理は検察官役の下院議員と弁護人役のホワイトハウス法律顧問による冒頭陳述からスタートし、その後に陪審員役を務める上院議員が質問を行う流れで進む見通しとなっています。なお、厳格な規律が求められるため、議員たちは審理中の携帯電話の使用や会話を一切禁じられているようです。

国家のリーダーを罷免するためには、出席議員の3分の2以上の賛成という非常に高いハードルを越えなければなりません。現在の上院は定数100議席のうち、トランプ氏を支える与党・共和党が53議席、野党・民主党が47議席を占めており、現時点ではトランプ氏が有利な情勢といえるでしょう。しかし、民主党は裁判を通じて疑惑の全貌を暴き、世論の風向きを大きく変えることに一縷の望みをつないでいる印象を受けます。

こうした動きに対し、ホワイトハウス側も強力な布陣で対抗策を講じてきました。2020年1月17日には、かつてクリントン元大統領の不倫疑惑を追及したケネス・スター元特別検察官らを弁護団に迎えることが発表されています。スター氏のような著名人を起用した背景には、発信力を強化する狙いだけでなく、最終的に無罪を勝ち取ったクリントン氏の事例を国民に想起させ、今回の手続き自体が不当であるとアピールする意図が透けて見えます。

スポンサーリンク

焦点はボルトン前大統領補佐官の証言!与野党が繰り広げる駆け引きの裏側

今回の審理における最大の焦点は、ボルトン前大統領補佐官の証言が実現するか否かという点に尽きるでしょう。トランプ氏には、ウクライナへの軍事支援を一時的に停止し、対立候補であるバイデン前副大統領の親族に関する調査を求めた「権力濫用」の疑いがかけられています。外交の要職にいたボルトン氏は、この決定の経緯を最もよく知る人物と目されており、仮に彼が法廷に立てば、トランプ氏にとって致命的な痛手となる可能性が極めて高いと考えられます。

ボルトン氏は2020年1月上旬、それまでの態度を一変させて証言に前向きな姿勢を示しました。彼はホワイトハウスを去る直前に政策から外され、最終的に解任された経緯があるため、ネット上でも「これはトランプ氏への意趣返し(復讐)になるのではないか」という憶測が飛び交っています。もし彼の口から新たな事実が語られれば、現在の有利な情勢がひっくり返ることも十分にあり得るため、ホワイトハウスが警戒を強めるのも無理はありません。

事態の急変を恐れる共和党指導部は、ボルトン氏の招致に対して一貫して否定的な立場を取っています。証言の実現には過半数の賛成が必要となるため、共和党から4人の造反者を出さないよう、党内の結束を必死に呼びかけている状況です。さらに共和党は、バイデン氏の息子を証言台に立たせると牽制しており、泥仕合の様相を呈しています。大統領の職をかけたこの世紀の裁判が、どのような結末を迎えるのか世界中が注視しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました