音声コンテンツの世界に、家族でワクワクできる素敵な新星が誕生しました。オーディオブックの制作や配信を手がけるオトバンクが、東京ガスとタッグを組んで開発した絵本読み聞かせアプリ「みいみ」の提供を2020年01月29日より開始しています。このアプリは、スマートフォンにインストールして会員登録をすればすぐに利用可能です。最初の1カ月間は無料で体験でき、その後は月額500円で楽しめます。まずは「はなちゃんのみそ汁」をはじめとした、約50作品という豊富なラインナップでスタートしました。
単に朗読を聴くだけではないのが、このアプリの最大の魅力と言えるでしょう。物語の登場人物になりきって、自分や子どもの声をセリフとして吹き込むことができるのです。この「オーディオブック」とは、書籍のテキストをプロのナレーターなどが朗読した「耳で聴く本」を指します。これまではビジネスパーソンが移動中に知識をインプットするためのツールというイメージが強かったかもしれません。しかし、今回のアプローチは、その優れた音声技術を子育て世代のコミュニケーションへと見事に昇華させています。
録音した子どもの愛らしい声は、そのまま成長の貴重な記録としてアプリ内に保存しておくことが可能です。SNS上でもこの機能は大きな話題を集めており、「子どもの今の声を残せるのは親として本当に嬉しい」「お気に入りのお話に自分の声が入るから、子どもが夢中になって離さない」といった歓喜の声が続々と上がっています。親子の絆を深める新しいエンタメとして、早くも多くの家庭のハートをしっかりと掴んでいる様子がうかがえるでしょう。
暮らしに寄り添う音声コンテンツの未来
ビジネス書の配信で培ったノウハウを、まさか絵本に活かすとは素晴らしい着眼点だと私は深く感銘を受けました。オトバンクは、これまで通勤時間などを活用したいビジネス層に向けて、ITや金融といった専門分野の音声サービスを広げてきた実績があります。その確かな制作技術があるからこそ、子どもたちが物語の世界に引き込まれるようなハイクオリティな音の体験を実現できたに違いありません。単なるエンタメの枠を超え、教育現場や家庭内での新しい知育の形としても定着していくポテンシャルを感じます。
実は、オトバンクと東京ガスの協力関係は今回が初めてではありません。両社は2017年07月から、お風呂の時間に心地よい朗読を楽しめるサービス「Furomimi(フロミミ)」を展開しており、東京ガスからの出資も受けています。生活のインフラを支える企業と、音声のプロフェッショナルが手を組むことで、日常の何気ないひとときが特別な時間に変わるのです。今後も育児や料理、家事といった日々の暮らしのあらゆる場面に寄り添う、温かいコンテンツの登場に期待が高まります。
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