静岡県浜松市に拠点を置き、電子部品や電気制御装置の分野で確かな実績を積み重ねてきた株式会社電興社が、製造業の現場に革命をもたらす注目のツールを開発しました。同社は1962年の設立以来、ものづくりの最前線を支えてきましたが、近年のデジタル化の波を捉えてソフトウェア開発にも注力しています。そして2020年から、機械製造の現場を支える画期的なクラウド型工程管理システム「PLOVIS(プロビス)」の本格的な販売をスタートすることになりました。
「PLOVIS」は、これまで煩雑になりがちだった製造工程をインターネット上の仮想サーバー(クラウド)で一元管理できる最先端のツールです。ネット環境さえあればどこからでもリアルタイムに情報を共有できるため、全国の製造業者から早くも熱い視線が注がれています。SNS上でも「エクセル管理の限界を感じていたからこれは助かる」「現場の状況がスマホやタブレットで一目でわかるのは本当にありがたい」といった、業務効率化を期待するリアルな声が多数寄せられている状況です。
このシステムの最大の魅力は、直感的に操作できるシンプルなデザインと圧倒的な「見える化」の実現にあります。ここで言う「見える化」とは、職人の頭の中や紙の書類に留まっていた作業の進行状況を、誰もがひと目で把握できるようにデジタルデータとして分かりやすくグラフや表に映し出すことです。管理画面で「営業」や「設計」、「加工」「組み立て」といった各部門を登録し、さらに細かな作業単位に分類した上で、担当する従業員の予定を日単位でパズルを組むように入力していきます。
タブを開閉するだけで全体のスケジュールが美しく表示されるため、どの工程がいつまでに完了するのかが瞬時に把握できるでしょう。部門ごとの進捗がクリアになれば、完成した製品の正確な納期を予測することも容易になります。さらに、登録した予定は各スタッフの個人計画表へ自動的に連動して反映される仕組みです。中小企業の現場では1人の職人が複数の工程を掛け持つケースが日常茶飯事ですが、このシステムなら誰が今どこで何をしているかが完全に把握できます。
もしも予定が重複してしまった場合には画面に自動でエラー警告が表示されるため、ダブルブッキングによる現場の混乱を未然に防げる仕様です。手が空いているスタッフも一瞬で見つけられるため、急な案件が入っても柔軟に人員を配置できるでしょう。従来の製造現場では、表計算ソフトの「エクセル」で予定を管理することが主流でしたが、案件ごとにファイルが膨大に増えて最新版がどれか分からなくなったり、未だに手書きの黒板や紙の書類に頼ったりしている企業も少なくありません。
こうした製造業が抱えるアナログな課題に対して、今回の新システムはまさに救世主と言える存在になるはずです。会社の規模に応じて柔軟に選べる月額料金制が導入されており、中小企業でも導入しやすい工夫が施されています。今後は顧客の声を反映しながら、時間単位でのより細密なスケジュール登録機能など、さらなるアップデートも計画されているようです。電興社は2020年度に10社、翌2021年度には20社への導入を目標に掲げ、開発と販促の体制を一層強化しています。
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