現代自動車が描く「空飛ぶタクシー」の未来!ウーバーと組んで目指す衝撃のモビリティー革命とは

私たちが生活する都市の風景が、劇的に変わろうとしています。2020年2月3日、韓国の現代自動車が発表した壮大な未来図をご存じでしょうか。なんと、都市部での移動を担う「空飛ぶタクシー」の実用化を、2023年を目標に進めているというのです。このプロジェクトの旗振り役を務めるのは、現代自動車の鄭義宣(チョン・ウィソン)首席副会長です。

現代自動車が目指しているのは、単なる自動車メーカーからの脱却です。鄭氏が提唱する「スマートモビリティーソリューション」とは、自動車に限らず、あらゆる交通手段を最適に組み合わせ、人々の移動体験を劇的に向上させる革新的なアプローチを指します。SNS上でも「ついにSFの世界が現実になるのか」「移動の常識がひっくり返る予感がする」といった驚きと期待の声が多く寄せられています。

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コンセプトモデル「S-A1」の全貌とウーバーとの強力タッグ

現代自動車が公開した5人乗りの電動飛行体、コンセプトモデル「S-A1」は圧巻です。この機体は前後の長さが約10メートル、幅が約15メートルあり、8つのプロペラを搭載することで垂直離着陸を可能にしています。ヘリコプターと比較しても騒音が小さく、人口が密集する都市部での運航に非常に適している点も大きな魅力です。

この壮大なプロジェクトを加速させるために欠かせないパートナーが、米ライドシェア最大手のウーバーテクノロジーズです。両社は提携を強化し、現代自動車が開発した機体を、ウーバーが展開する空のライドシェアサービス「ウーバーエア」で活用する予定です。機体だけでなく、離着陸場を含む社会インフラの構想まで一体となって進められる姿には、ただの夢物語ではない現実的な熱量が感じられます。

「自動車メーカー」からの脱皮と未来への挑戦

なぜ現代自動車はこれほどまでに、空の事業へ情熱を注ぐのでしょうか。その背景には、コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化をまとめた「CASE」と呼ばれる自動車業界の構造変化に対する、強い危機感があります。かつては他社の売れ筋を迅速に追う「ファストフォロワー戦略」で成功しましたが、変化の激しい現代において、従来の枠組みだけでは生き残れないという認識があるからです。

私はこの現代自動車の動きを非常に興味深く見ています。トップダウンの成功体験に甘んじることなく、鄭氏が主導して2019年には前年比28%増の約7225億円、2020年にはさらに17%の投資増額を決定した姿勢は、並大抵の覚悟ではありません。売上高構成を「自動車50%、PAV(パーソナル飛行体)30%、ロボット20%」へ変えるという宣言からは、企業としての魂を入れ替えようとする強固な意志を感じずにはいられません。

もちろん、前途は多難でしょう。トヨタ自動車をはじめとする巨大なライバル企業も、既に先を見据えて激しい競争を繰り広げています。技術開発と収益確保の両立という、極めて難しい舵取りが求められる中、現代自動車がどのように空の未来を切り拓いていくのか。その挑戦の行方は、世界のモビリティー業界全体に大きな刺激を与えることになるでしょう。

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