将来への備えとして注目を集める「つみたてNISA」に、さらなる追い風が吹きそうです。金融庁は2019年08月21日、従業員の資産形成を後押しするべく、企業が支給する「奨励金」を非課税枠の対象とするよう求める税制改正要望をまとめました。現在は給与所得として課税されるこの奨励金が非課税になれば、働く世代にとって大きなメリットとなるでしょう。
そもそも「つみたてNISA」とは、投資信託から得られる分配金や譲渡益が一定期間、非課税となる制度を指します。通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、この仕組みを利用すれば利益をまるごと受け取ることが可能です。金融庁は今回の要望で、制度そのものの恒久化や、投資可能な期間の延長についても踏み込んだ方針を打ち出しています。
資産形成のハードルを下げる「企業奨励金」の重要性とは
今回注目されている「奨励金」とは、企業が福利厚生の一環として、従業員の積み立て金額に対して上乗せして支給する補助金のことです。SNS上では「会社がお金を出してくれるなら今すぐ始めたい」「非課税になるなら節税効果も高まって嬉しい」といった、期待に満ちた声が数多く寄せられています。現役世代の投資への関心が、かつてないほど高まっている証拠と言えるでしょう。
私は、今回の金融庁の動きを非常に前向きに評価しています。これまでの投資教育は個人の努力に依存する側面が強すぎましたが、企業が制度的に関与し、さらに国が税制でバックアップする形は理想的です。生活基盤である職場を通じて自然と資産が積み上がる仕組みが整えば、投資に対する心理的な壁も大きく下がるのではないでしょうか。まさに「貯蓄から投資へ」という時代の転換点を象徴しています。
投資期間の延長や制度の恒久化が実現すれば、20代や30代の若年層はより長期的な視点でライフプランを設計できるようになります。短期的な市場の変動に一喜一憂せず、じっくりと時間をかけて複利の効果を享受できる環境こそが、真の安心感を生むはずです。2019年08月21日に発表されたこの方針が、日本の未来をより豊かにする一歩となることを願ってやみません。
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