今、日本のビジネス界でシステム大手の業績が驚異的なロケットスタートを切っています。株式会社オービックの2019年4月から2019年12月までの期間における連結営業利益は、前年の同じ時期と比べて14%も増加し、325億円程度という過去最高益を記録する見通しとなりました。この歴史的な快挙の背景には、深刻な人手不足を解消するための「省力化」や、企業の競争力を一気に高めるための「IT(情報技術)投資」が日本全体で非常に活発化していることが挙げられるでしょう。
SNS上でもこの業績発表は大きな注目を集めており、「企業のデジタル化が急速に進んでいる証拠だ」「エンジニアの需要がますます高まりそう」といった驚きや今後の業界の行方に期待を寄せる声が相次いでいます。業界全体を包み込むこの強力な追い風は、しばらく止みそうにありません。今回のオービックの躍進は、まさに時代の転換点を象徴していると言えます。
主力システム「オービック7」とクラウド化が導く勝利のシナリオ
同期間における売上高は9%増の600億円程度に達する見込みで、その原動力となったのが、主力の統合基幹業務システム(ERP)である「オービック7」のクラウド型サービスの好調ぶりです。ここで言うERPとは、企業の「ヒト・モノ・カネ・情報」という大切な経営資源を一元管理し、業務の効率化を図るための基盤システムを指します。最近は、運用の手間や費用を抑えるために、すでに機能が標準化されたシステムをインターネット経由で利用する「クラウド」を選択する会社が急増しているのです。
これまでセキュリティ面への懸念からクラウドの導入に慎重な姿勢を崩さなかった金融機関までもが、ついにその利便性を認めて需要が拡大している点には目を見張るものがあります。この盤石な業績を背景に、2020年3月期の通期決算では、年間配当を従来よりさらに上乗せして160円とする公算が大きく、実質ベースで8期連続の増配となる見込みです。株主への積極的な還元姿勢からも、現在の経営に対する揺るぎない自信がひしひしと伝わってきます。
日本ユニシスと富士ソフトも2ケタ増益!キャッシュレスと自動運転が追い風に
勢いが止まらないのはオービックだけではありません。日本ユニシスの2019年4月から2019年12月までの連結営業利益は、3割増の155億円程度と驚異的な伸びを見せています。電子商取引(EC)市場の拡大に加え、世の中で急速に普及している「キャッシュレス化」に伴い、スマートフォンでのQRコード決済の手数料収入が利用頻度に応じて跳ね上がっているのです。
さらに、富士ソフトの2019年12月期通期決算も負けてはおらず、営業利益が2割増の135億円程度と、なんと14年ぶりの最高益を更新するもようです。こちらは自動車の電動化や自動運転に向けた制御ソフトウエア開発が爆発的に伸びており、各社がそれぞれの得意分野で時代のニーズを完璧に捉えていることが分かります。
編集部が予測するIT業界の未来とデジタル投資の重要性
米国の調査会社であるガートナーの分析によると、日本のITサービス市場は今後も右肩上がりの成長が予測されています。私は、今回のシステム大手各社の最高益ラッシュは一過性のブームではなく、日本企業が生き残りをかけた本格的な構造改革へ舵を切った結果であると考えています。人手不足という厳しい現実を乗り越え、持続可能な社会を作るためには、ITを活用した働き方改革や業務の効率化が今や絶対に欠かせない生命線なのです。
目先の景気変動に左右されない強力なデジタル化投資の波は、これからも日本経済を力強く牽引していくに違いないと確信しています。
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