【新型肺炎】感染力はSARS並み?2020年1月30日現在の致死率やワクチン開発の最新状況を徹底解説!

中国で発生した新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。2020年1月29日の新華社電によると、中国政府の専門家チームは、このウイルスの起源が2017年にコウモリから発見されたものと同じであるとの見解を示しました。しかし、人間へ直接感染させた源が何であるかという点については、まだ詳細な調査が必要です。ネット上でも「一体どこから広まったのか」「市場の野生動物が原因なのか」と、感染源の特定を急ぐ声や不安のつぶやきが相次いでいます。

現在のデータでは、今回の新型ウイルスの致死率は2%から3%程度とされています。これは約10%だったSARS(重症急性呼吸器症候群)に比べると低い数値です。しかし、専門家は感染の広がりやすさを示す「感染力」に関して、SARSと同等である可能性を指摘しています。SNSでは「致死率が低くても、これだけ一気に広がると恐ろしい」といった警戒感が強まっており、多くのユーザーが日々の予防策について情報交換を行っている状況です。

そもそも感染力とは「基本再生産数」とも呼ばれ、1人の感染者から平均して何人に病気がうつるかという指標で評価されます。世界保健機関(WHO)は2020年1月23日時点で、この数値を1.4から2.5と暫定的に算出しました。国立感染症研究所によるSARSの数値が2から4、季節性インフルエンザが約2ですから、新型肺炎も同等の強い伝播力を持つと言えます。正しく恐れるためにも、この指標を理解することが重要でしょう。

ただ、実際の感染者数を見ると、SARSの約8000人に対し、新型肺炎はすでに6000人を超えています。これほど拡大が早い理由として、ウイルス自体の性質が関係しているのかもしれません。SARSは肺の奥で増殖しましたが、今回のウイルスがもし口や鼻に近い上気道で増える性質であれば、咳などで容易に飛沫感染してしまいます。こうしたウイルスの特徴がまだ完全に解明されていないことが、人々の不安をよりいっそう駆り立てています。

さらに、2003年のSARS流行時に比べて、中国国内の交通網が発達し、人々の移動が圧倒的に活発化した社会背景も影響しているはずです。春節の時期も重なり、感染が広がりやすい環境が整ってしまったと言えます。また、感染症のリスクは各国の医療体制によっても大きく変わるものです。2009年の新型インフルエンザでは、日本の致死率は約0.2%に抑えられましたが、カナダでは約1.3%に達した前例があります。

現在はまだ有効なワクチンが存在しないため、一刻も早い医療技術の確立が望まれます。朗報として、官民の支援組織である「感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)」が開発を支援しており、米国立衛生研究所(NIH)が関わる臨床試験、いわゆる人間への投与テストの計画も動き出しました。私たちメディアも、パニックにならず冷静に手洗いやうがいなどの防衛策を徹底し、事態の推移を見守っていく必要があると考えています。

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