私たちの暮らしや経済のルールを決定する重要な機関のメンバーが、いよいよ新しくなりそうです。政府は2020年1月28日、衆参両院の各本会議や議院運営委員会に対し、国会の承認が必要不可欠となる「国会同意人事」の案を提示しました。今回対象となったのは9つの機関における合わせて15人で、今後の日本を担う多彩な分野の専門家たちが名を連ねています。国会同意人事とは、政府が選んだ候補者について衆議院と参議院の両方で賛成を得ることで、初めて正式に任命されるという大変厳格な仕組みのことです。
数ある人事の中でも、とりわけインターネット上で大きな注目を集めているのが、日本銀行の金融政策を多数決で決定する「政策委員会」の審議委員候補です。今回、丸三証券で経済調査部長を務める安達誠司氏が起用されたことで、SNSでは「これからの金融緩和政策はどうなるのか」「市場への影響を注視したい」といった経済ファンの声が相次いでいます。日銀の政策委員会は、日本の景気やお金の流れをコントロールする極めて中央集権的かつ強力な組織であるため、今回の安達氏の抜擢は今後の市場を占う大きな転換点と言えるでしょう。
さらに、公務員の不正を防ぎモラルを厳しくチェックする「国家公務員倫理審査会」の次期会長には、仙台高裁長官の秋吉淳一郎氏が選ばれました。こうした透明性が求められる機関の人事には、SNSでも「行政の信頼回復に全力を尽くしてほしい」といった期待の声が寄せられています。また、医療費や薬の公定価格を決める重要な役割を持つ「中央社会保険医療協議会(中医協)」の公益委員には、お茶の水女子大教授の永瀬伸子氏と一橋大教授の小塩隆士氏が選出されており、私たちの身近な医療制度の未来を支える人事としても関心が集まっています。
そのほかにも、行政情報の開示やプライバシー保護をジャッジする情報公開・個人情報保護審査会や、治安維持に関わる公安審査委員会など、国の根幹を支える組織の新しい顔ぶれが並びました。これらの人事は、私たちの生活や権利に直結する重要な決断を下すポジションばかりです。SNSで多くの国民が議論を交わしているように、ただの人事異動として片付けるのではなく、候補者たちがどのような手腕を発揮していくのかを、私たち一人ひとりがしっかりと見守っていくことが大切なのではないでしょうか。
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