北陸インバウンドの未来を拓く!訪日リピーターを魅了する温泉と雪景色のポテンシャルとは

日本の観光地として圧倒的な知名度を誇る東京や京都ですが、いま新たな可能性を秘めたエリアとして北陸地方が注目を集めています。日本政策投資銀行が2020年2月13日に発表したインバウンド(訪日外国人)に関する意向調査によると、富山、石川、福井の北陸3県を訪れたことがある人は、全体のわずか9%に留まりました。55%を記録した東京や、43%の京都、23%の北海道といった主要な観光エリアと比較すると、まだまだ伸び代がある状態だと言えるでしょう。

しかし、この数字の背景には非常に興味深いデータが隠されています。実は、北陸を訪れた経験を持つ外国人のうち、なんと8割が日本を2回以上訪れている「リピーター」なのです。さらに、金沢や立山・黒部といった人気スポットの周遊者に至っては、約半数が6回以上の訪日経験を持つヘビーユーザーであることが判明しました。SNS上でも「何度も日本に来て、ようやく北陸の素晴らしさに気づけた」「隠れた名所が多い」といった声が上がっています。

この現状に対して、旅行回数を重ねてからでないと地方へ足を延ばしてもらえないという課題が浮き彫りになりました。調査では、インバウンド誘致を加速させるために、できるだけ早い段階で北陸を旅の目的地に選んでもらうための仕掛け作りが不可欠であると指摘しています。専門用語である「インバウンド」とは、海外から日本へやってくる外国人旅行客のことを指しますが、彼らを初期の段階から惹きつける戦略が今後の大きな鍵になるでしょう。

では、具体的にどのようなコンテンツが海外からの旅行客を魅了しているのでしょうか。同調査によると、北陸への訪問を希望する人々が特に期待している体験として、心地よい温泉や、美しい雪景色の観賞が上位にランクインしました。冬の情緒あふれる大自然や日本伝統の癒やしの文化は、外国人にとって非常に魅力的なキラーコンテンツです。これらをフックにすることで、初訪日の観光客にも強くアピールできるのではないでしょうか。

この調査は、アジアや欧州など12の国と地域に住む約6000人の海外旅行経験者を対象として、2019年6月から2019年7月にかけてインターネット上で実施されました。データが示す通り、北陸には一度訪れればハマる奥深い魅力が詰まっています。だからこそ、リピーターだけに頼るのではなく、SNSを活用したビジュアル重視の発信などで、初来日の観光客にも「最初の目的地」として選ばれるような大胆なプロモーションを期待したいところです。

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