2019年11月20日現在、食卓の主役であるお米に異変が起きています。今年の夏を襲った記録的な猛暑の影響で、収穫されたばかりの新米の品質低下が目立っているのです。特に日本一の米どころとして知られる新潟県を中心に、深刻な状況が報告されています。
SNS上では、実際に新米を購入したユーザーから「炊きあがりのツヤがいつもと違う気がする」「米粒が白っぽくて心配」といった困惑の声が上がっています。大切に育てられたお米だけに、消費者もその変化に敏感に反応している様子がうかがえるでしょう。
9年ぶりの低水準?1等米比率が大幅にダウン
米の品質は、色や形の整い具合によって1等から3等、そして等外の4段階で格付けされます。JA全農の発表によれば、2019年11月上旬時点での1等米比率は全国平均で72%にとどまりました。これは前年より13ポイントも低く、実に9年ぶりの低水準となっています。
特に深刻なのが新潟県です。2019年8月に40度を超える猛烈な暑さに見舞われた影響で、1等米の比率は前年の79%から33%へと激減しました。主力ブランドの「新潟コシヒカリ」に至っては、1等米がわずか16%しか確保できていないという衝撃的な事態です。
見た目の正体は「白未熟粒」!味への影響は?
なぜ米粒が白く濁ってしまうのでしょうか。これは「白未熟粒(しろみじゅくりゅう)」と呼ばれる現象です。稲の成長期に高温が続くと、デンプンが粒の中に十分に詰まらず、空気が入ることで白く見えてしまいます。専門的な用語ですが、要は暑さによる夏バテ状態ですね。
気になるのはその安全性や味ですが、JA全農は「食味に大きな影響はなく、問題なく食べられる」と断言しています。見た目が少し白っぽくても、栄養価や安全性に欠陥があるわけではありません。むしろ、炊き方を工夫すれば十分に美味しく味わうことが可能です。
家計の味方に?小売価格への値下げ圧力
物流コストの上昇により、新米価格は5年連続で値上がりを続けてきました。しかし、今回の品質低下を受けて、卸業者からは産地に対して値下げを求める動きが出ています。品質への懸念から買い控えが起きることを防ぐため、価格設定を見直す段階に入っているのです。
新潟コシヒカリは市場の価格指標となる存在です。この銘柄が値下がりすれば、他のブランド米も連動して価格が落ち着く可能性があります。私個人としては、見た目だけに捉われず、正しく情報を理解することで、高品質なお米を安く手に入れる好機だと捉えています。
2019年11月20日現在の流通状況を見る限り、スーパーでの販売価格にも変化が現れそうです。家計を預かる身としては、この「品質と価格のバランス」を冷静に見極めたいところですね。農家の皆さんの苦労を思いつつ、賢く美味しい新米を楽しみたいものです。
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