💄【仙台・藤崎】化粧品のネット通販開始!デパコスが全国配送300円で。地方百貨店のDX戦略を読み解く

仙台を地盤とする老舗百貨店、藤崎が二〇一九年五月二十八日、ついに化粧品(デパコス)のオンラインストアを開設したというニュースが報じられました。これは、地方百貨店がデジタル化の波にどう対応し、顧客との新しい接点をどう築いていくかという、重要な試金石となる取り組みです。利便性を劇的に高め、新たな顧客層の獲得を目指す動きと言えるでしょう。

この新サービスでは、同社のホームページから会員登録を行うことで、資生堂やエスティローダーなど、まずは十三ブランドの「デパコス」(デパートコスメの略)を購入できるようになりました。今後、対象ブランドはさらに増やしていく方針だそうです。百貨店の「顔」とも言える華やかな化粧品売り場を、ついに本格的にインターネット上に展開するわけですね。

特筆すべきは、その卓越した利便性です。東北地方に展開する十七店舗での受け取りはもちろん、なんと全国一律三百円という非常に良心的な価格で配送にも対応するとのこと。これにより、これまで仙台中心部にある本店まで足を運ばなければ手に入らなかった憧れのブランドも、これからは時間や距離を気にせず手軽に購入できるようになるのです。

この発表に対し、SNSでは「藤崎のデパコスがネットで買えるなんて!」「送料300円は安すぎる、ありがたい」「これで地方在住でも我慢しなくて済む」といった、特に地方在住の利用者からの歓迎の声が当時目立ちました。従来も電話注文というアナログな手段は存在しましたが、受付時間が限られるなど、正直なところ使い勝手が良いとは言えませんでした。その積年の不便さが見事に解消される形となります。

私は、この藤崎の決断を大いに支持します。これは単なるEC(電子商取引)化ではありません。地域に深く根ざす百貨店が長年培ってきた「信頼」と、デジタルの「利便性」を融合させる、O2O戦略(オンライン・トゥ・オフライン)の優れた実践例です。百貨店という確かなブランド力を武器に、時間や距離という物理的な制約から顧客を解放すること。これこそが、厳しい時代を生き抜く地方百貨店の、一つの輝かしい「答え」ではないでしょうか。

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