2020年01月16日の大相撲初場所4日目は、誰もが予想しなかった衝撃的な展開を迎えました。絶対的王者である横綱・白鵬関が、右足の「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」を理由に突然の休場を発表したのです。この耳慣れない病名は、皮膚の深い部分に細菌が侵入して激しい腫れや痛みを引き起こす感染症であり、アスリートにとっては死活問題と言えます。SNS上でも「ゆっくり休んでほしい」「今場所の優勝争いは分からなくなった」と、体調を気遣う声や今後の展開に注目するコメントが溢れています。
主役を欠いた土俵では、さらなる激震が走りました。一人横綱として責任を背負う鶴竜関でしたが、平幕の妙義龍関に力強く押し出され、早くも3敗目を喫してしまったのです。見事な相撲で2日連続の金星を獲得した妙義龍関の殊勲には、館内から割れんばかりの拍手が送られました。さらに、快進撃を続けていた新関脇の朝乃山関も小結・阿炎関の突き押しに屈して初黒星となり、上位陣が次々と崩れる波乱万丈の1日となっています。
大関陣の意地と平幕勢の躍進!混戦の優勝戦線を大予想
暗いニュースばかりではなく、大関陣の執念も見事でした。貴景勝関は技ありの突き落としで遠藤関を破り、貴重な3勝目を挙げています。また、後がない「かど番(大関の地位から陥落する危機の状態)」を迎えている豪栄道関は、大栄翔関を豪快な首投げで下し、ファン待望の初白星を掴み取りました。泥泥になりながらも勝利をもぎ取る姿には、ベテランの意地とプライドが感じられ、見ているこちらの胸も熱くなります。
現在のところ、全勝を守っているのは北勝富士関や正代関をはじめとする平幕の4力士だけという、まさに群雄割拠のシチュエーションです。横綱や大関が苦戦する一方で、若手や実力派の平幕勢が土俵を盛り上げる姿は、大相撲の新たな時代の幕開けを予感させます。白鵬関の休場は非常に残念ですが、誰が賜杯を抱くか分からないこのスリリングな展開こそ、私たちが相撲に魅了される理由なのかもしれません。明日以降の熱戦からも目が離せません。
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